こちらではよくある光景なのですが、
一日中、ふわふわとした雪が降っていて、会社から帰るころにはそこらじゅう真っ白

白銀の世界、というよりも
無の世界に近い感じです。

その景色を見ていたら、突然、最近読んだ小説のあとがきの言葉を思い出しました。

『喪失するためには所有が必要です』

春になったらここにある雪たちは例外なくとけて跡形がなくなる。
でも、間違いなく存在していた、のです。
 
 
そういうものって、きっと回りに沢山あって、
持っていたかどうかわからなくなったり、思い出せなくなったり、疑ったりしたとしても、そこに『喪失』があるのならば『所有』していたのだと思う。
 
 
帰りの地下鉄でなぜか涙がこみ上げてきた私は、何かを所有していた証なのだと思いました。

コメント

チョビ
チョビ
2007年2月1日20:10

え!?
のんきにポチと一緒に連れ回しちゃったよ。
気づかなくてゴメンね・・・。

しずく
しずく
2007年3月18日22:54

>チョビさん
コメントの返信が遅れたことにお詫びをさせてください。
いえいえ、貴方とのおしゃべりは大変楽しくてよ^^
また、よろしくお願いしますね☆

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